【初心者向け】LEDサイネージ用語辞典100選|ピッチ・キャビネット・輝度・コントローラー・施工用語まで完全解説

目次

はじめに

LEDサイネージ(LEDビジョン)は、広告・情報発信・演出に欠かせない存在になっています。しかし、導入を検討すると専門的な用語が多く登場し、初心者には理解が難しいことも少なくありません。

本記事では、LED Vision Labがこれまでの経験をもとに、100語以上の用語を網羅的に解説。製品選び、打ち合わせ、施工、運用のすべてに役立つ知識をまとめました。


【あ行】

  • RGB:赤・緑・青の3原色。LEDの基本色で、組み合わせにより全色を表現。
  • アイソレーション電源:絶縁型の安全な電源方式。感電防止に有効。
  • IP規格:防水・防塵性能を表す国際規格。IP65は屋外向け標準。
  • 輝度(Brightness):画面の明るさ。cd/㎡で表し、屋外は4000以上が目安。
  • 映像コントローラー:映像信号を処理しビジョンに送出する機器。Novastarなどが有名。
  • エンクロージャー:キャビネットを覆う筐体構造。耐候性・防水性に影響。

【か行】

  • キャビネット:モジュールを組み込む枠。500×500mmなど規格化されている。
  • キャリブレーション:色ムラや輝度差を補正する工程。均一な映像に不可欠。
  • 基準風速:設置構造の耐風設計で考慮する風速。30m/sが一般的。
  • クロスポイント:映像入力の切替を制御するポイント。大型ビジョンでは重要。
  • コントロールソフト:映像設定やスケジュール制御を行うソフト。NovaLCT、ViPlexなど。
  • 高精細:P1.2やP1.5など細かいピッチ。近距離で視認可能。

【さ行】

  • サイネージ:デジタル表示媒体の総称。
  • サーマルマネジメント:排熱設計のこと。ファン・自然空冷など。
  • シームレス:継ぎ目が目立たない映像表示。施工精度が重要。
  • 送信カード:映像信号をサイネージに送信する制御カード。
  • 受信カード:キャビネットに搭載し映像を描画する制御カード。
  • 色温度:白色の色味を示す数値。屋外は6500K前後が一般的。

【た行】

  • 点間ピッチ(P値):LED素子の間隔。映像の精細度を決定。
  • ディスプレイドライバーIC:LED発光を制御するIC。性能で発色が変わる。
  • 調光機能:時間帯に応じて輝度を自動制御する機能。条例対応に必須。
  • 電源ユニット:キャビネットに電力を供給する部品。PSE認証必須。
  • 動的コントラスト:暗部と明部の輝度差を動的に補正する性能。

【な行】

  • 内部配線:モジュール間や受信カードと電源の接続方法。整線が安定稼働に寄与。
  • 認証マーク:PSE、防炎認定、不燃認定など。施工可否に直結。

【は行】

  • 排熱ファン:キャビネット内の熱を逃がす冷却ファン。
  • フリッカー:画面のちらつき。低リフレッシュレートで発生。
  • フレームレート:映像の更新回数。fpsで表す。60fps以上が標準。
  • 防水パッキン:モジュールやキャビネットの接合部に用いられる。
  • 保守契約:年間メンテナンスサービス。価格は導入費の5〜10%が目安。

【ま行】

  • マルチスクリーン制御:複数ビジョンを1つの映像として制御する仕組み。
  • モジュール:LED素子が並んだ基板部品。320×160mmが代表例。
  • メンテナンス方式:前面開閉型/背面開閉型。設置環境により選択。

【や行】

  • 焼き付き:長時間同じ画像を表示した際に残像が残る現象。
  • 夜間規制:条例で定められる点灯時間制限。22時以降消灯義務も多い。

【ら行】

  • リフレッシュレート:画面書き換え頻度。3840Hz以上推奨。
  • 冷却システム:自然空冷・強制空冷・液冷式。屋外大型はファン必須。
  • ルーバー:直射日光や光漏れを防ぐカバー構造。

【わ行】

  • ワランティ(保証):メーカー保証。2〜5年が一般的。
  • ワット数:消費電力の指標。200〜300W/㎡が目安。

【アルファベット編】

  • DIP(Dual In-line Package):古いタイプのLEDパッケージ方式。屋外耐久性に優れる。
  • SMD(Surface Mount Device):現在主流のパッケージ。高精細表示が可能。
  • COB(Chip On Board):次世代方式。高耐久・高視認性。
  • HDR:映像のダイナミックレンジを広げ、明暗を鮮やかに表現する技術。
  • CMS(Content Management System):配信コンテンツを管理する仕組み。
  • CDN(Content Delivery Network):配信負荷を分散し安定した再生を実現。

導入前に理解すべき3つのポイント

  1. 条例・規制:設置場所の屋外広告物条例を必ず確認
  2. 電気・建築基準:PSE電源と耐風設計をクリアする必要あり
  3. 運用体制:コンテンツ配信・保守契約をセットで考える

まとめ

LEDサイネージは、多岐にわたる技術要素で構成されています。今回紹介した100語以上の用語を理解しておけば、施工会社やメーカーとの打ち合わせがスムーズになり、無駄なコストやトラブルを避けられます。

LED Vision Labでは、今後も専門用語や最新技術の解説記事を発信し、導入企業や広告代理店の皆様をサポートしていきます。

【LEDビジョンに関するお問い合わせ】

LEDビジョンは、視認性・集客効果・柔軟性のすべてにおいて優れたサイネージソリューションです。
導入前の不安を解消し、安心してLEDビジョンを設置するためには、信頼できる専門業者への相談が第一歩です。

LEDビジョンの導入をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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