LEDビジョンの種類とそれぞれの特徴|用途別に選ぶ最適なディスプレイとは?

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近年、屋外・屋内を問わず様々な場所で目にすることが増えた「LEDビジョン」。デジタルサイネージや広告、イベント演出などに用いられ、その鮮やかな表示と高い視認性から、多くの企業や団体に導入されています。

しかし一口にLEDビジョンといっても、用途や設置場所に応じていくつもの種類が存在します。
本記事では、代表的なLEDビジョンの種類とそれぞれの特徴について詳しく解説します。

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目次

屋内用LEDビジョン(Indoor LED)

特徴

屋内用LEDビジョンの特徴は、視聴距離が短いため、高精細な映像表示が可能なことです。
ピッチ幅(LEDの間隔)が狭く、至近距離でも文字や映像がくっきり見えます。

また、軽量かつ薄型設計になっていることが多いので、自立型や、壁掛けにも対応しやすいです。

主な用途

商業施設の案内表示
展示会・セミナー会場のプレゼン用ディスプレイ
駅や空港などの交通案内表示

屋内用についてもっとくわしく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

屋外用LEDビジョン(Outdoor LED)

特徴

屋外用LEDビジョンの特徴は、高輝度(最大10,000cd/m²)で日中でも視認性が高いことです。
つまり、明るい場所でも文字や映像がはっきりと見えるということですね。

また、屋外環境に耐えられる防水・防塵性能(IP65以上)が備わっており、耐久性・温度耐性に優れているということが屋内用との違いになります。

屋外用では視聴距離が長くなるため、6mm〜16mm程度のピッチが一般的です。

主な用途

建物の外壁広告
屋外イベントの大型モニター
スタジアムや公共広場の情報表示

屋外環境に対応するために、頑丈なフレームと耐候性の素材が使われています。
設置工事や電源管理も重要です。

屋外用LEDビジョンについて詳しく書かれた記事はこちらです。

フレキシブルLEDビジョン

特徴

LEDビジョン事例

フレキシブルとは「柔軟性がある」という意味で、フレキシブルLEDビジョンの特徴はなんといっても柔軟に曲がるということです。
シリコンや特殊素材を使った構造で、湾曲面や円柱、波型のデザインにも設置可能となっています。

また、軽くて薄いため、壁や天井にも負担が少なく、設置がしやすいです。
通常の四角い画面では難しい、空間演出やアートディスプレイなどデザイン性の高い設置が可能です。
サイズや形を自由に組み合わせて、大型スクリーンも構成することができます。

用途例

商業施設の柱巻き
展示会のデザイン演出
舞台装飾
近未来的な空間演出など。

フレキシブルLEDビジョンについてはこちらの記事も参考にしてください。

透過型LEDビジョン

特徴

透過型LEDビジョンは、ガラス越しに設置しても外の景色や光を遮らず、開放感を保つことができます。
ガラスに貼ることができるため通常のLEDビジョンに比べて軽く、簡単に設置できます。

また、高輝度のLEDを使用しているため、昼間の屋外でもコンテンツがはっきり見えるように作られています。
店舗やビルのガラス面に直接映像を表示できるので、インパクトは抜群です。目を引く広告や演出に最適なLEDビジョンです。

主な用途

ショーウィンドウ
商業施設の外壁
オフィスビルのガラスファサード
展示会など。

まとめ*LEDビジョン選びで重要なポイント

1. 設置場所(屋内か屋外か)

  • 屋内用:高精細・静音・軽量がポイント。視聴距離が近いためピッチが細かく、静かな環境に適している。
  • 屋外用:防水・防塵・高輝度が必要。直射日光や雨風に強く、遠くからでもはっきり見える仕様。

2. 視聴距離に応じた「ピクセルピッチ」

  • ピクセルピッチとは、LED素子の間隔のこと。小さいほど高精細だが価格も高くなる。
    | 視聴距離 | 推奨ピッチ | 用途例 |
    |———-|————-|———|
    | 1〜5m | 1.2〜2.5mm | 店舗内、展示会、ショールーム |
    | 5〜15m | 3.0〜5.0mm | 商業施設の壁面、屋内イベント |
    | 15m以上 | 6.0mm以上 | 屋上広告、スタジアム、ビル外壁 |

3. 表示するコンテンツの種類

  • 動画中心:滑らかな映像表現が必要 → 高リフレッシュレートの機種がおすすめ。
  • テキスト・静止画:高精細さを重視 → ピッチの細かさを優先。

4. メンテナンスのしやすさ

  • 前面メンテナンス対応のLEDなら、壁付けでも裏に回らずに修理可能。
  • 屋外設置の場合は、耐久性・交換のしやすさも重視する。

5. 形状にこだわるか(フレキシブルの検討)

  • 曲面・円柱・天井など立体的な場所にはフレキシブルLEDビジョンが最適。
  • 空間演出・インテリア性を重視する場合は特におすすめ。

6. 設置スペースの構造と安全性

  • 天吊り? 壁掛け? 自立型?など、建物の構造と設置方法を事前に確認。
  • 耐荷重、電源・配線の通し方、空調・放熱もチェックポイント。

7. 予算とのバランス

  • 高精細・特殊形状ほどコストは上がる。
  • 必要な性能だけを見極めて、コストパフォーマンスの高い選択をすることが重要。

8. 運用方法と管理のしやすさ

  • USBで簡単更新? ネットワーク配信? クラウド制御?
    → 操作担当者のスキルや、運用体制に合ったシステムを選ぶ。

💡 用途別おすすめLEDビジョン例

用途推奨タイプ特徴
店舗のショーウィンドウ屋内用・ピッチ1.5mm前後近距離・高精細で映像映え
屋外イベント屋外用・防水・高輝度組立・移動式も選べる
柱や円形の建物フレキシブル柔らかい素材で曲面に設置
空港・駅・商業施設屋内大型LEDスケジュール配信・遠隔操作対応
デザイン重視の空間フレキシブル or 透過型空間演出と調和する個性的な形状

✅ 最後に:失敗しないためのコツ

  1. 視聴距離と用途を明確にすること
  2. 設置場所の調査を事前に行う
  3. 複数の業者から見積もり・提案を受ける
  4. アフターサポート体制も確認する
  5. 予算内で最大の効果を出せる組み合わせを選ぶ

目的に合わせて最適なLEDビジョンを選ぼう

LEDビジョンは、ただ映像を映すだけでなく、情報を伝え、空間を演出し、ブランドの価値を高める重要なツールです。それぞれの特徴を理解し、使用目的や設置環境に合ったタイプを選定することが成功の鍵となります。

どんなものを選べばいいのか迷ったら、こちらからお気軽にお問い合わせください。
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